2019-01-01から1年間の記事一覧
2019年5月7日、新宿ピカデリーにて、映画『氷上の王、ジョン・カリー』ジャパンプレミアが行われました。さらに終映後には、フュギュアスケート界のレジェンドである町田樹さんと振付師の宮本賢二さんによるアフタートークイベント「未来へと受け継がれるジ…
実力派俳優ホアキン・フェニックス主演で、車いすに乗った風刺漫画家、ジョン・キャラハンの半生を描く、実話のヒューマンドラマ。人生のどん底を味わったキャラハンが己を取り戻し、過去と決別するまでを描く。依存症から脱却、障がい者の苦労、社会的マイ…
妻を殺され、無実の罪により投獄された男の復讐劇。『シン・ゴジラ』の助監督を務めた大庭功睦監督の自主制作による作品。フランスの画家オディロン・ルドンによる、単眼の巨人を描いた絵画『キュクロプス』にモチーフを得ているという。2019年5月3日(金)…
直木賞作家・角田光代による同タイトル小説を、今泉力哉監督(『サッドティー』『たまの映画』)が見事に映像化。「なんとなく始まった恋」に執着するこじらせ女子のヒロインを、岸井ゆきのがリアルかつ、愛らしく演じる。恋の相手には、旬の若手俳優・成田…
70年代、文化大革命後の中国。軍歌劇団「文工団」で青春時代を過ごした若者たちを描く、美しく切ない青春ラブストーリー。初恋、友情、嫉妬、孤独、若さゆえの過ち、そして戦争。珠玉の踊りや音楽の表現も心を打つ、観応えたっぷりの青春群像劇。アジア・フ…
旧東ドイツ出身、文壇の異端児クレメンス・マイヤーの短編を映像化。巨大スーパーで働く人々を通し、どんな人生にも輝く瞬間があることを教えてくれるヒューマンドラマだ。切なく美しい映像と、じわじわと温もり押し寄せる繊細な演出と機微な表現に、心震わ…
『トータスの旅』の永山正史監督による、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭グランプリ次回作支援作品。出演者はクセモノぞろいで、主演は役の大小にこだわらず数多くの映画作品に出演し、レジェンドになりつつある川瀬陽太。その主人公を脅かす存在に、…
たっぷりな皮肉とユーモアに愛嬌を盛り込んだ作風で、アキ・カウリスマキやロイ・アンダーソンに続く北欧の才能として注目を浴びる、ベネディクト・エルリングソン監督。その最新作はコメディードラマであり、音楽と自然に彩られた、強さと優しさについての…
貧困、障碍(しょうがい)、性、犯罪、暴力と衝撃的な要素をてんこ盛りにした話題作。「一切の妥協なし」という片山慎三監督の言葉通りではあるが、いや、むしろそれ以上…鬼のような不動の覚悟だ。どうしようもないやるせなさを、生きることへの執着に昇華す…
第一次世界大戦直後のフランスを舞台に、めくるめく魔術のような美しい映像と、先の読めないストーリーで心を掴まれる、5部門のセザール賞を受賞した話題作! 戦争のおろかさ、父と息子の確執、年の差を超えた友情など、普遍的なテーマを描きつつ、観たこと…
『ムーンライト』のバリー・ジェンキンス監督が再び、美しくも切ない作品を撮り上げた。運命の絆で結ばれた、若く気高い恋人たち。強い意志のもと、2人が家族とともに悲劇を乗り越えようと闘う姿を描く。米アカデミー賞®受賞への期待も高まる、珠玉の名作だ…
2019年2月10日、文京シビックホールにて「2018年第92回キネマ旬報ベスト・テン表彰式」が開催されました。安藤サクラ、柄本佑の夫婦の主演賞W受賞ほか、是枝裕和監督『万引き家族』、そして瀬々敬久監督『菊とギロチン』から多数受賞など話題性たっぷりの授…
福島県・双葉町に伝わる「盆唄」の存続問題から始まるドキュメンタリー。ハワイの日系人による”ボンダンス”の幻想的な夜、アニメーションで観る福島へ移住した先祖のストーリー、再生する盆唄。見どころ・聞きどころと希望がいっぱいの、時を越える盆踊りム…
偶然見つけたナチス将校の軍服と尊大な態度で周囲を欺き、恐怖政治をエスカレートさせていく若き脱走兵の、狂気の進撃を描く。実在の人物・事件に基づいた驚愕の物語。「2017年サンセバスチャン国際映画祭」撮影賞受賞、「ドイツ映画賞2018」音響賞受賞・作…
五・七・五・七・七の三十一音が基本の短歌。本作はこの短歌を原作としている、4話の長編オムニバス作品だ。原作となった短歌は「光」をテーマとしていて、本作への映像化を前提とした短歌コンテストが行われ、その中から選出された4首。もともと良き短歌と…