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【12/19公開】『ボディビルダー』“アメリカン・ドリーム”への渇望が狂気へと変貌する異色の心理スリラー

友人も恋人もおらず、ボディビルダーとして成功することを夢見ながら、過酷なトレーニングと食事制限に打ち込む黒人青年が、社会の不条理や孤立に精神を蝕まれて狂気に駆られていく異色の心理スリラー。

先に公開された米国では「『タクシードライバー』の精神を受け継ぐ野心作」「ボディビルダー版『ジョーカー』」と話題に。監督・脚本は『HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ』のイライジャ・バイナム。

2025年12月19日(金)シネマート新宿ヒューマントラストシネマ渋谷 ほか全国順次公開 

ボディビルに身も心もささげる孤独な青年

「雑誌の表紙を飾る」という成功を夢見てボディビルに全てを捧げる黒人青年・キリアン。たった1人で祖父を介護する優しさもありながら、カウンセラーに妄想を語ったり、怒りを抑えられない不安定さを指摘され、貧困に喘ぐ暮らしをしている。

そんな中、精神的に追い込まれるような食事制限やトレーニングでストイックに肉体改造の努力を重ねるが、コンテストにエントリーしても思うように結果には結びつかない苦しい日々を過ごす。

心惹かれる女性も現れるが…

SNSではボディビルという特殊な世界そのものをディスる輩にも心を傷つけられ、不器用ゆえに社会の理不尽に苦しめられ、さらに孤独を深めてしまうキリアン。

そんな日々でも職場で出会ったスーパーのレジ打ちのジェシーに心惹かれる。たどたどしく奇妙なキリアンのアプローチに、彼女は思わぬ反応見せるが……。

運の悪さもありながら、自らを追い込み幸せをつかめるとは思えぬキリアンの言動は、観る者も同情を通り越し、恐ろしさを感じていくだろう。負のスパイラルは止まらず、それにつけキリアンの暴走も露悪的になり、過激さを増していく。

過去作品とは「似て非なる」本作

社会に虐げられ、自らを追い込み狂気に駆られる主人公キリアンのアンチヒーローっぷりは『ジョーカー』(2019年)『タクシードライバー』(1976年)に比肩すると話題になっている本作。

さらに『セッション』(2014年)や『ブラック・スワン』(2010年)のように、1つの世界に過剰に打ち込むことで精神のバランスを崩していく、というディープでダークな業界に引き摺り込まれる状況も描かれる。いやもうツラい……。

しかしながら、いわゆる「ムナクソ映画」一直線では終わらない、思わぬ展開も待ち受ける。あらゆる過去作品とは「似て非なる」のが本作なのである。

作品ニュース

充実のパンフレットを上映館で販売

日本語字幕監修を手掛けたボディビルダー・山岸秀匡さん特別インタビューも収録。

オススメしたい『ボディビルダー』

  • 不遇な人間が狂気に駆られていくアンチヒーローの迫力
  • 主演ジョナサン・メジャース、肉体改造の説得力
  • 過酷なボディビル界をベースに描くドラマ
  • 過去作品とは「似て非なる」展開と結末

『ボディビルダー』作品情報

 【あらすじ】
アメリカの片田舎で病気の祖父を介護しながら暮らす青年キリアン・マドックス。低収入で友人も恋人もおらず孤独な毎日を送っているが、彼には揺るぎない夢があった。一流ボディビルダーになり、雑誌の表紙を飾ることだ。すべてを捧げ過酷なトレーニングと食事制限に打ち込むが、身体は悲鳴をあげ、社会の不条理と孤立が彼の精神を蝕んでいく。そしてある事件を機に、純粋な夢は狂気へと変貌する…。

監督・脚本:イライジャ・バイナム(『HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ』
出演:ジョナサン・メジャース(『クリード 過去の逆襲』)、ヘイリー・ベネット(『Swallow/スワロウ』)、マイク・オハーン ほか

原題:Magazine Dreams
配給:トランスフォーマー

〈2023年/アメリカ/英語/123分/シネスコ/カラー/5.1ch/PG12>

日本語字幕:額賀深雪
字幕監修:山岸秀匡

2025年12月19日(金)シネマート新宿ヒューマントラストシネマ渋谷 ほか全国順次公開 

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(本ページの情報は2020年6月のものです。最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。)

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