東京・ミニシアター生活

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【6/15公開】『極道恐怖大劇場 牛頭(ごず)』カルト的人気を誇るカンヌ出品作が21年の時を経てスクリーンに登場

『殺し屋1』(2001年)の三池崇史監督&脚本家・佐藤佐吉が再タッグを組み、極道の世界を舞台に描いた、2003年制作の不条理ホラー作品。

オリジナルビデオ作品でありながらカンヌ国際映画祭にも出品された、カルト的人気を誇る伝説的作品が、21年の時を経てオリジナルの35ミリフィルムで、日本の劇場でついに一般公開される。

2024年6月15日(土)シアターイメージフォーラムほか順次公開

『殺し屋1』のタッグ再び…企画は「D・リンチのVシネヤクザもの」?

本作は2003年制作。三池監督が「かつてない新機軸の作品を撮りたい」と望んだとき、頭に浮かんだのは『殺し屋1』でタッグを組んだ脚本家・佐藤佐吉だった。そして企画書には「もしデビッド・リンチがV シネヤクザ者を撮ったら…?」というもくろみが綴られていたという。

「極道恐怖大劇場」というタイトル通り「ヤクザ」のバイオレンス感も、恐怖の造形に彩られる「ホラー」の衝撃も、記憶に刷り込まれる名場面がガッツリ盛り込まれている。

そしてD・リンチ作品を思い起こさせる「絶妙な間合い」や「奇妙な状況とキャラクター」といったオフビート感溢れるシーンもたっぷりで、ジワジワせり上がってくるようなシュールな味わいが楽しめる。

現役俳優も、故人も…豪華な顔ぶれに観ごたえアリ!

本作は「低予算映画」と言いながらも、三池作品ならばと集まったキャストが非常に豪華で驚かされる。21年前とあって誰も彼もが少しずつ若いのだが、既に完成されている重厚な存在感の俳優が出揃っている。次々とスクリーンに登場する彼らの凄まじい圧を感じるのも痛快だ。

表記や芸名変わっている俳優がいたり、すでに鬼籍に入っている名優がいて、じんわりと時の流れを感じる。しかし、時代を先走った感性がダダ漏れて、古臭さではなく斬新、ある意味洒落ているような…なんというか、時代が入り乱れた複雑なタイムスリップ感を味わえる作品なのだ。

第56回カンヌ国際映画祭正式出品作品!

当時、ビデオ作品として世に流れ、知る人ぞ知るカルト的人気作品となった『牛頭』だが、2003年の第56回カンヌ国際映画祭に正式出品、上映されている。

また、日本では「第25回ぴあフィルムフェスティバル」のオープニング作品としても上映されたが、一般の劇場では今回が初公開となる。

今後の展開はわからないが、劇場での公開は貴重なものとなる可能性も。ぜひ、この機会にスクリーンで味わうことをおすすめしたい。

作品ニュース

脚本・佐藤佐吉氏のSNS発信をチェック!

公式HPが存在しない本作だが、脚本・佐藤佐吉氏のSNS発信により多くの情報が得られる。気になる人はチェック!▶︎▶︎▶︎佐藤佐吉・X 

同時上映は『りりかの星』

ストリッパー志望の娘とその父の葛藤と和解を描いた、短編(28分)の無声映画『りりかの星』が同時上映に。2本同日鑑賞すれば、料金は1800円(『りりかの星』のみは1000円均一、「牛頭』のみは一般1500円のところ)。詳しくは劇場へお問い合わせを。

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オススメしたい『極道恐怖大劇場 牛頭』

  • ジャンル分け不可、斬新なオフビート&ド迫力作品
  • 現役俳優も故人も入り乱れる豪華なキャスト
  • カンヌ出品作、21年を経て日本のスクリーンに

『極道恐怖大劇場 牛頭』作品情報

 【あらすじ】
字廻組の構成員・南(曽根英樹)は、近頃奇妙な言動の目立つ兄貴分・尾崎(哀川翔)を名古屋のヤクザ処分場へ連れて行くよう組長から命じられる。ところがその道中、南はうっかり尾崎を殺害。しかも、少し目を離した隙に尾崎の死体が消えてしまう。その時から、南の周囲で不可解な出来事が次々と起こりはじめ……。

監督:三池崇史
脚本:佐藤佐吉

出演:曽根英樹、哀川翔、吉野きみ佳、火野正平、冨田恵子、曽根晴美、川地民夫、
木村進、間寛平、加藤雅也、小沢仁志、遠藤憲一、小沢和義、山口祥行、長門裕之、
石橋蓮司、丹波哲郎 ほか

配給:プロダクションGOZU、ぴんくりんくフイルム
<2003年/129分/R15+/日本>

 2024年6月15日(土)シアターイメージフォーラムほか順次公開

『極道恐怖大劇場 牛頭(ごず)』公式情報

 

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(本ページの情報は2020年6月のものです。最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。)

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