かつて同級生だった、冴えない主婦と売れない女優が、異例の女性同士のペアを組み、競技ダンスに挑む。主演は、本作のために競技ダンスの猛特訓を重ねた、大塚千弘と内田慈。日常に追われ現実に失望し、熱い思いを忘れた大人たちが、競技ダンスを通じて周りの人々を巻き込みながら青春を取り戻していく、笑いと感動のエンターテインメント・ムービー。監督は本作が商業デビューとなる藤澤浩和。
2020年12月11日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
それぞれの個性が生きたキャスト
本作ヒロインは大塚千弘、内田慈。メジャー映画やテレビドラマでは、主演よりも脇で光る、という印象を持たれているかもしれない。それだけに「待ってました!」と心踊るファンも多いだろう。
冴えない主婦と売れない女優という「いろいろうまくいってない」2人の人物は、立場は違えど、どちらも味わい深いキャラ。コメディタッチの仕掛けがいっぱいのストーリーも楽しく、心ゆくまでこの女優2人の魅力を堪能できる。
また、庶民派ダンスコーチに木下ほうか、業界に染まったクセの強いプロデューサーには新納慎也、隙だらけの新人ディレクターには清水葉月、他にも2人の同級生やダンス教室の仲間、真子の家族やパートの同僚など、濃いサブキャラも豊富に登場し、楽しませてくれる。
さらに本作には『Shall we ダンス?』(1996年) のごとく“競技ダンス豆知識”も登場。例えば、競技ダンスのジュニアクラスでは、男子が少ないという理由で、女子同士のペアで、競技大会出場が認められているそう。ストーリーに絡みつつ、程よく含まれる豆知識もちょっと得した気分にしてくれそうだ。
踊り出すと空気が一変! ヒロイン2人、圧巻のダンス
この作品の大きな見どころは、大会のシーン。華やかな会場で、ヒロイン2人が踊りだすと一気に空気が変わる。2人の呼吸が1つになり、顔には内側から生まれた本物の微笑みが浮かぶ。身体中から踊る喜びが溢れ出すような圧倒感、そして華やかさ。
“売れない女優”一華役の内田慈は、まず本作オーディションを受けるという段階から競技ダンスのレッスンを積んだという。一方“冴えない主婦”真子役の大塚千弘には、ミュージカルの板に乗ってきた、数々の経験がある。そんな2人が、クランクイン1カ月前から、共に特訓に励んだという。
注目したいのは、2人の踊りの素晴らしさだけでなく、磨き上げたダンス技術が浮いてしまわないことだ。踊ることが喜びという域に達した、一華と真子という役柄を、ダンスというツールを操り体現していて、根っからの女優なんだな、と思わせてくれる。
主人公たちだけで終わらない! ハッピーな展開
あらすじを知った時点で、真子と一華が競技ダンスを通じて、何かを得て成長するストーリーなのだな、というところは予想していただけるかと思う。しかし、本作のヒロインたちは、自分たちの成長では留まらない。自分の周りにも得たものを還元していくのだ。
ヒロインたちだけで完結してしまうことなく、周りの人物たちをもどんどん巻き込み、ダンスを通じて思わぬハッピーな状況へと導いていく。
そうして、予想を超えた展開が訪れる。「ダンスの笑顔は内から湧いてくるもの」と作中でも語られるが、そんな笑顔のように、喜びとエネルギーが溢れ出す世界観に、観ている私たちの胸まで熱くなってくる。
作品ニュース
舞台挨拶が決定
ヒューマントラストシネマ渋谷で、舞台挨拶が行われる。
【舞台挨拶決定!】
— 映画『レディ・トゥ・レディ』 (@ladytoladymovie) 2020年12月4日
大塚千弘さん、内田慈さん、藤澤浩和監督による舞台挨拶が決定しました!
『レディ・トゥ・レディ』
🎦ヒューマントラストシネマ渋谷
📅12月13日(日)12時15分の回上映終了後
ぜひ劇場にお越しください♪
※登壇者は予告なく変更となる場合がございます。予めご了承ください。 pic.twitter.com/j9tELTt9ic
レッスン動画を公開中
女優たちの本気が伝わってくる練習シーンが、メイキング映像に。ツイッター公式アカウントなどで発信中。
🎬メイキング第4弾📣
— 映画『レディ・トゥ・レディ』 (@ladytoladymovie) 2020年12月2日
👭練習開始1カ月・ワルツ編👭
先生にはフォローとリードを行ったり来たりしながら教えてもらいました✨
『レディ・トゥ・レディ』
🕺12月11日(金)
最高に親密なロードショー!💃
劇場☞ https://t.co/3Ix0lhz1kh
予告☞ https://t.co/m6dc4ZLOk6
公式☞ https://t.co/7QM8Lm9SOD pic.twitter.com/979XXrtgVD
『レディ・トゥ・レディ』見どころ
- 説得力ある華やかな競技ダンスシーン
- 女の意地とシスターフッド
- 作品を喜劇に導く個性的なバイプレイヤー
- 人生を輝かせるヒントが見つかる
『レディ・トゥ・レディ』作品情報
【あらすじ】
かつて高校時代に競技ダンスで脚光を浴びた、冴えない主婦の真子(大塚千弘)と、売れない独身女優の一華(内田慈)。2人は同窓会で再会、一華は女優生命をかけてドキュメンタリー番組に出演するため、真子に競技ダンスの大会で、女同士のカップルを組んでほしいと頼む。初めは尻込みをしていた真子だが、成り行きからクラスメートたちの前でカップルを組むと宣言。チャレンジを実現すべく、すぐに2人の猛練習の日々が始まる。
衝突を繰り返しながらそれぞれの立場を超え、歩み寄る2人。やがて希望を胸に大会の日を迎え、真子と一華の女性ペアは会場中の注目を集める。しかし、審査員の間では女性同士でのカップルの是非を問う論争となってしまい……。
監督・脚本:藤澤浩和
出演:大塚千弘、内田慈、新納慎也、清水葉月、朝見心、本間叶愛、オカモトジョージ、福田温子、山中敦史、九十九一、生田智子、木下ほうか ほか
エグゼクティブプロデューサー:磯田貴彦
プロデューサー:佐藤圭一朗 アソシエイトプロデューサー:中畔弘敬
ダンス監修:堀口史朗 桜田まゆ 音楽:井上泰久 古屋沙樹
配給 ・宣伝:トラヴィス
<2020年/日本/DCP/カラー/ヴィスタ/90分/5.1ch>
2020年12月11日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
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