【5/12公開】『ライフ・イズ・クライミング！』絶景！　パラクライミング王者と親友のガイドが挑む赤い砂岩の尖塔

視力を失ったクライマー「コバ」こと小林幸一郎と、声によって彼の目となる“サイトガイド”「ナオヤ」こと鈴木直也。パラクライミング世界選手権で４連覇を成し遂げた彼らが、2021年、ユタ州の大地に聳え立つ真っ赤な砂岩フィッシャー・タワーズの尖塔に立つことを目指し、アメリカへと旅に出る。

この旅の映画化を提案したのは、本作品が初の監督作となる中原想吉。MONKEY MAJIKによる主題歌「Amazing」が、本作の感動を頂点へと引き上げてくれる。

2023年5月12日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国ロードショー！

青い空に真っ赤な砂岩…絶景で迫力のクライミングを体感！

進行性の網膜の病気で、成人してから失明したクライマー「コバ」こと小林幸一郎と、ガイドを務める「ナオヤ」こと鈴木直也は、パラクライミング世界選手権を4連覇してきた名コンビ。2人は、健常のクライミング以上に、スピードとパワーに溢れたド迫力のパフォーマンスを見せてくれる。

本作にも収録されている世界選手権の様子では、「本当に見えていないのか」と驚かされるコバの的確で素早い身のこなしに加え、他のガイドがマイクを使う中、地声で叫ぶナオヤの声もエネルギッシュで圧倒的。力強さと思いやり、さらにそれ以上にコバを突き動かす何かが宿っているような力がある。

そんな2人がプライベートで目指す先は、アメリカ・ユタ州の赤い壁、フィッシャー・タワーズ。奇妙な形状をしてそびえ立っている砂岩だ。フィッシャー・タワーズがどんなものか、コバはかつて見えていた頃に情報を得ていたという。そんな記憶も呼び起こしながら、危険と隣り合わせのクライミングに挑む2人とその仲間たち。青い空の下、的確な技術と、絶対的な信頼関係のもとに決行された挑戦は、信じられないほどスリリングで爽快だ。

愛とユーモアに満ちた日常

超人のようなコバと、細心の心配りとキレキレの判断力を持ったガイドのナオヤだが、2人の気さくな人柄も魅力。優しさとユーモアに満ちた会話、アメリカ在住の旧知の友やクライマーたちとの交流、アウトドアライフの様子は、見て、聞いているだけで楽しくなる。

海外でのクライミングの経験を重ねてきたコバは、あるとき「全盲の人もエベレストに登っている」という話を聞きショックを受ける。しかしそれがきっかけとなり、自らが挑戦することにとどまらず、クライミングを通じて様々な人々の可能性を広げる活動のため、NPO法人「モンキーマジック」を設立したと語る。

さらに、入院中の障がいを持つ友人を訪ねてお互いを励まし合う日常や、キッズクライマーとのやりとりを通しても、コバの人となりや心のありようが、スクリーンを通してよく伝わってくる。

愛情を込めた初監督のドキュメンタリー

太陽のごとく明るさいっぱいの本作だが、26〜28歳でコバが「将来失明する」と告げられたというエピソードも明かされる。企業人として一番光っていた頃であり「どうやって生きていけばいいのか…クライミングのことなんか考えられなかった」という、コバのリアルな本音もこぼれる。

また、何も映さない黒い画面を挟み込むカットバックの手法など、ハッとさせられるポイントも用意されている。そうやって、観るものに負担を強いることのない形で、視覚障がいの世界やコバの状況を伝えるなど、創意工夫と愛情に溢れた演出も素晴らしく、中原想吉監督の本作への熱量を感じられる。

クライマックスとなるフィッシャー・タワーズのクライミングのパートは、息をのむほど美しい。青い空と赤い岩のくっきりした色彩、緊張感あふれる一瞬も撮り逃すことなく、エンドロールまで盛り上がり続ける。目にもハートにも、観ごたえたっぷりのドキュメンタリー作品だ。

作品ニュース

新宿武蔵野館にて

特大ディスプレイ展開中！

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『ライフ・イズ・クライミング！』
新宿武蔵野館にて
特大ディスプレイ展開中🧗✨
&初日舞台挨拶チケット発売中🎟
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日時：５/12㊎18時の回上映後
会場：新宿武蔵野館
登壇者：小林幸一郎さん、鈴木直也さん、中原想吉監督
オンライン予約：https://t.co/RIfoIGElD7 @musashinokan123 pic.twitter.com/CgQx2qXHLk
— 映画『ライフ・イズ・クライミング！』5.12公開 (@LifeIsClimbing_) 2023年5月6日