東京・ミニシアター生活

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【12/27公開】『ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!』メタル大国フィンランドより〜負け犬バンドの一念発起

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実はメタル大国であるという北欧フィンランド。その田舎町を舞台に、ヘヴィ・メタルをこよなく愛する青年たちの汗と涙の奮闘を描く音楽コメディ。後半はノルウェーを目指し、美しい大自然を爆走、“ヘヴィ・トリップ”するロードムービーへと展開。抜群のコメディセンスで、世界の負け犬たちへ、愛ある“褐”を飛ばしまくる! 迫力の音楽は、フィンランドを代表するヘヴィ・メタルバンド「ストラトヴァリウス」でも活躍する、ラウリ・ポラーが担当している。

2019年12月27日(金)よりシネマート新宿心斎橋ほかにてロードショー!

地下で猛特訓を積んだ、腕に覚えある4人組メタルバンド

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音楽通の方はご存知なのだろうか。大自然に囲まれた美しいフィンランドは、なんと世界最大のヘヴィ・メタル大国なのだという。

フィンランド550.3万人ほどの人口に対し、メタルバンドの総数は、約3,000組。仮に1バンド4人組として、これを東京都世田谷区に置き換えると、世田谷区内に482組、1,928のメタラーがいる換算になる(本作資料・豆知識より)。なんとなくだが「かなりメタラー多いな…」ということは伝わってくる。

そんなフィンランドの片田舎で、メタルミュージックをこよなく愛し、ひっそり集まって、コピー曲の練習を繰り返している幼馴染4人組がこの物語の主人公。田舎のせいか周りにメタル愛好家はおらず、多すぎるトナカイと、のんびりしてる時間で満ちるばかり。

彼らは12年間もひたすら練習しているのだが、チキンな性格で人前で演奏したことは一度もなく、世代の近い若者たちからは、長髪の変わり者としてバカにされている。でも腕前には自信があるのだ!

そんな4人にも、偶然と必然が合わさって、大きな転機が訪れる。やがて彼らは紆余曲折を超え、オリジナル曲と情熱だけを引っさげて、ノルウェーで開催されるメタルフェスに乗り込むことになる。

メタル界ではディスられることが勲章?!

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本人たち曰くヘヴィ・メタルの中でも、彼らの詳細なジャンルは「終末シンフォニック・トナカイ粉砕・反キリスト・戦争推進メタル」というらしい。そして新に決めたバンド名は「インペイルド・レクタム(Impaled Rektum)」直訳すれば「直腸陥没」。うーむ。どうやらメタル界では、ダーティーな言葉がクールな響きに聞こえる、ということらしい。

それだけに、心ない輩から聞くに耐えないようなディスりを浴びせられても、彼らには賞賛ワードに聞こえるらしく、ときとして「最高じゃねえか」「やったな!」なんて反応をすることも。

気が弱い彼らだが、ネガティブな言葉をクールな賞賛へと変換して、盛り上がる火種にしてしまう姿には、なんだか「打たれ強さ」みたいなものを感じる。

そんなちょっとズレたセンスに心を掴まれて、彼らがどんどん愛しくなってしまう。

美しい北欧の自然…そしてマドンナとのほのかな恋も

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ゴリゴリの癖の強いコメディだからとデートに敬遠するなかれ。メタルのデス声と良き対照をなす美しい自然は十分ロマンチックだし、主人公トゥロが密かに恋心を寄せる花屋の看板娘・ミーアとのロマンスパートも登場する。

シャイで奥手、自分に自信がないトゥロが、強引なライバルを蹴散らせるのか? ミーアの頑固な父親に毛嫌いされながら、果たして恋を成就できるのか? なんてところも見どころ。

また、新生・インペイルド・レクタムのメンバーが、そこここにトナカイがいる牧歌的な田舎町を飛び出し、ノルウェーのメタルフェスに向かう道々で、やっていることはハチャメチャだったりしながらも、よく見れば風景は美しいし、大自然の中、勇者のように困難を乗り越え、ひたすら突き進む“ヘヴィ・トリップ”を、実に壮大なものにみせてくれる。

作品ニュース

公式Tシャツのほかオリジナルグッズを販売

「クイーンみたいな公式Tシャツ」のほか、安齋肇さん描き下ろしイラストTシャツ、漫画家の大橋裕之さん描き下ろしによるTシャツ&トートバックの発売が追加決定している模様。

 

 

 
謎のタイアップのフードにも注目

謎のコラボメニューが都内飲食店に登場している。詳しくは、twitter公式アカウントをチェックして!

【例】
新宿肉区 パンとサーカス」で<蠍レモンサワー>
「ロックバー 叫び-ROCK BAR SAKEBI-」で<コラボカクテル トナカイの血>
「極楽焼肉グルーピードールズ」で<ヘヴィ・トリッパ>
「高円寺メタルめし」<ヘヴィ・トリップバーグ トナカイの血まみれソース>

 

オススメしたい『ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!』

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  • 世界のはぐれ者たちへの愛情あふれるメッセージ
  • 牧歌的な美しい田舎町と北欧の大自然が舞台
  • 奇想天外な展開と抜群のコメディセンス
  • フィンランドのメタルバンドミュージシャンによるメタル音楽

心からメタルを愛する4人組は、介護施設や図書館で働いたり、家業の食用トナカイ解体業を手伝いながら、何もない田舎で暮らす、真面目なアマチュアミュージシャン。そんな彼らが、一発逆転を目指し、奮闘する姿には、誰もがほだされてしまうだろう。

『ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!』作品情報

【あらすじ】
フィンランド北部、何もない田舎町で暮らす25歳のトゥロは、4人組ヘヴィ・メタルバンドのヴォーカルでフロントマン。周りからは長髪を「ホモー!」と揶揄されながらも、結成から12年間練習を重ね、一度もステージに立つことのないまま、腕だけは立つコピーバンドとなった。しかし、試行錯誤の末にとてつもなくキラーなオリジナル曲を誕生させることに成功、同時にノルウェーの巨大メタルフェスの主催者と出会い、千載一遇のチャンスが舞い降りる。憧れのマドンナ・ミーアにこの朗報を漏らしたところ、あっという間に村中の知るところとなった。

景気付けに地元のライブハウスで初の前座を務めた4人だったが、緊張のあまり悲惨な結果を迎え、バンドは敢え無く解散。チャンスも水の泡と消えた。しかしドラマーが不慮の事故で亡くなるという悲劇をきっかけに、トゥロは不甲斐ない自分を恨み、再び立ち上がろうと奮起。ノルウェーのメタルフェスに乗り込む決意を固め……。

監督・脚本:ユーソ・ラーティオ、ユッカ・ヴィドゥグレン
脚本:アレクシ・プラネン、ヤリ・ランタラ

出演:ヨハンネス・ホロパイネン、ミンカ・クーストネン、ヴィッレ・ティーホネン、マックス・オヴァスカ、マッティ・シュルヤ、ルーン・タムティ ほか

原題:Hevi reissu / Heavy Trip
プロデューサー:カイ・ヌールドベリ、カールレ・アホ
配給:SPACE SHOWER FILMS

<2018年/フィンランド+ノルウェー/フィンランド語、ノルウェー語、英語/92分/カラー/シネマスコープ/5.1ch/DCP/R15+>
2019年12月27日(金)よりシネマート新宿心斎橋ほかにてロードショー!

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©Making Movies, Filmcamp, Umedia, Mu tant Koala Pictures 2018

heavy-trip-movie.com

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