東京・ミニシアター生活

主に都内のミニシアターで上映される新作映画の紹介をしています。

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【5/3公開】『ドント・ウォーリー』アル中、大事故から感動の再生…風刺漫画家ジョン・キャラハンの半生

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カメレオン俳優ホアキン・フェニックス主演で、車いすに乗った風刺漫画家ジョン・キャラハンの半生を映画化した、実話のヒューマンドラマ。人生のどん底を味わったキャラハンが己を取り戻し、過去と決別するまで。依存症からの脱却、障がいの苦労などを通し、力強く生きる社会的マイノリティの姿を描いた、観応えたっぷりの感動作だ。

2019年5月3日(金・祝)ヒューマントラストシネマ有楽町ヒューマントラストシネマ渋谷新宿武蔵野館 ほか全国順次公開

車いす生活へと変えた事故。それはただの不運ではなかった…

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人生の半ばに車いす生活になってから風刺漫画家として花咲いたジョン・キャラハン。本作では、風刺漫画家として大成するまでの、長い道のりを観せていく。車いすでの暮らしを余儀なくされたキャラハンは、アルコールに依存してしまう。

車の助手席に乗っていたときにひどい事故にあい、突然、胸から下の全身麻痺という、大きな後遺症をかかえるようになってしまうのだが、原因となった事故はただの不運ではなかった。そのときキャラハンはすでにアルコール中毒であり、泥酔した友人とドライブをしていたのだ。

13歳から飲み続けなければならなかったというキャラハンは、アルコールからの脱却のため、アルコールに依存した理由にも、向き合っていくことになる。

依存からの脱却は、依存の元凶から解放されるということ

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何かに熱中するということや、夢中になって取り組むことと違い「依存する」ということは、良くない傾向だ。アルコール依存は、その最たるものと言えるだろう。適量を嗜むところで止められなくなる依存には、何の依存にしても、おそらく何かしら元となる理由があるのだろう。

劇中でキャラハンは、禁酒のためのステップを1つずつ踏むことになる。救われること、許すこと、自分自身が解放されること…。自ら心の傷を癒し、人生を切り開くこの禁酒メソッドは、アルコールのみならず、あらゆる依存から解放されるヒントとなるかもしれない。

キャラハンが回復プログラムに取り組む姿は、観ている者に「そうであれ」と思わせホッとさせてくれる初歩的な段階がある。しかし、ステップを重ねていくと、その壮絶な苦しみに胸を痛め、キャラハンに共感するようになるだろう。

そんな姿を通して伝えられる「弱い人間ほど強くなれる」というメッセージは、幅広い層の人々の心に届き、勇気を与えてくれる。


ロビン・ウィリアムズからホアキン・フェニックスへ

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故人ロビン・ウィリアムズが映画化を熱望した、ジョン・キャラハンの半生。その意思をガス・ヴァン・サント監督が引き継ぎ、主演にホアキン・フェニックスを迎えた本作。役にのめり込むことで知られるホアキン・フェニックスは、その才能を存分に発揮している。

車いすを高速で乗り回したというジョン・キャラハンの姿そのままに、ギョッとするほどのスピードで駆け抜け、転んでしまい、固まった四肢のまま放り出されるというシーンですら、スタントマンの起用を拒否し、ホアキン・フェニックス自身で演じているという(良し悪しはさておき、危険なチャレンジを止められない、高いモチベーションは本物だ)。

容姿や仕草のみならず、内面にまで迫る役作りに取り組んだホアキン・フェニックスをはじめ、さまざまな人々の熱い思いが届いてくる、濃厚な作品だ。

作品ニュース

プレスシートプレゼント

監督のサイン入りプレスシートのプレゼントを、Twitterの公式アカウントで5月末日まで実施中。フォロー&リツイートで簡単に応募できるので、チャレンジしてみては?

 
メイキング映像を配信中

ガス・ヴァン・サント監督が思い入れたっぷりに、本作を解説しているメイキング動画を配信中。予告編よりさらに詳しいあらすじに触れているので、あまり前情報を入れたくない方は、作品を観た後から観るのがおすすめ。

 

オススメしたい『ドント・ウォーリー』

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  • ホアキン・フェニックス渾身の役作り
  • 救いの女神役、ルーニー・マーラのキュートさ
  • 依存症からの再生ステップがわかる
  • さまざまなマイノリティの登場人物
  • 車いす生活への理解が深まる描写

幼児期の心の傷とも戦うキャラハンとともに禁酒プログラムに取り組む仲間には、さまざまな事情を抱えた人々が登場する。LGBTへの無理解に悩む人、暴力衝動を持て余す人、重い病を抱える人…。社会的マイノリティとされ、アルコール依存に悩む人々が己と戦う姿は、明日への勇気と感動を与えてくれるだろう。

『ドント・ウォーリー』作品情報

【あらすじ】
アルコール頼りの日々を送っていたジョン・キャラハンは、交通事故で胸から下が麻痺する後遺症を負い、車いす生活を余儀なくされてしまう。ますます苛立つ日々の中、大切な人々との出会いにより、自分を変えるきっかけを得たキャラハンは、過去から自由になる強さを得ていく。やがて持ち前のユーモアを発揮し、不自由な手で風刺漫画を描き始め…。

監督・脚本・編集:ガス・ヴァン・サント
出演:ホアキン・フェニックス、ジョナ・ヒル、ルーニー・マーラ、ジャック・ブラック ほか
音楽:ダニー・エルフマン
原作:ジョン・キャラハン
原題:『Don’t Worry, He Won’t Get Far on Foot』
配給:東京テアトル
<2018年/アメリカ/英語/115分/カラー/PG-12 >
2019年5月3日(金・祝)ヒューマントラストシネマ有楽町ヒューマントラストシネマ渋谷新宿武蔵野館 ほか全国順次公開
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www.dontworry-movie.com

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(本ページの情報は2019年5月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。)

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