東京・ミニシアター生活

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【11/22公開】『ゾンビランド:ダブルタップ』二度撃ち必須? 10年ぶりでゾンビもルールもパワーアップ!

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冴えない男子学生のコロンバスが、ウイルスが蔓延したゾンビ社会をサバイブしながら出会った仲間と明るく生き抜く、2009年公開の大ヒットコメディ『ゾンビランド』。その続編がついに公開! 10年経ってゾンビたちはさらなる進化を遂げた。それに伴いコロンバス考案の「生き残るためのルール」もさらにてんこ盛りに…。

ファミリー4人の関係は、どう変わったのか? そして新たに勃発する問題とは? 続編になっても期待を裏切らない、グッとくるゾンビコメディだ。

2019年11月22日(金)全国公開

変わらぬ“ファミリー”が再び集結! もちろんアカデミー女優も…

f:id:kappa7haruhi:20191119105555j:plain前作『ゾンビランド』(2009年)のメインキャスト4人がそのまま続投、何と言っても、ファンにとってこんなに嬉しいことはない。演じるのは、ウディ・ハレルソン、ジェシー・アイゼンバーグ、エマ・ストーン、アビゲイル・ブレスリン。

中でもエマ・ストーンは『ラ・ラ・ランド』(2016年)でアカデミー賞主演女優賞受賞、以後も『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』(2017年)、『女王陛下のお気に入り』(2018年)とゴールデングローブ賞へのノミネートが続き、華々しい注目を浴びている最中、この作品に帰ってきた、帰ってきてくれた。

前作が“ゾンビものコメディ”の金字塔となっただけに、『ヴェノム』(2018年)をヒットさせたルーベン・フライシャー監督も、『デッドプール』(2016年)が大当たりした脚本のリース&ポール・ワーニック(本作はデイヴ・カラハムとの共著)も、生半可な企画では許されないというプレッシャーがあったはず。だからこそ10年の歳月が必要だったのだろう。

本作は前作を知らない人でも十分楽しめる作品になっているので、あえて前作を観てから行く必要はないだろう。しかし前作に惚れ込んだファンは、10年間の凝縮した愛が、作品を観ながら一気に噴出するに違いない。

魅惑のキャストによる愛すべき新キャラたち

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 前作のメインキャスト4人に加え、本作では新たなキャラクターも登場。濃厚かつ重要な女性キャラが2人も現れる。

そのうちの1人、ピンクアイテム大好きギャルの“マディソン”は、1994年生まれの女優、ゾーイ・ドゥイッチが演じている。とてもキュートなルックスではあるにも関わらず、ウザイ感じがたまらなくよくて、終始笑わせてくれる。

ちなみにゾーイ・ドゥイッチは、80年代にアイドル的な人気を博したリー・トンプソン(『バック・トゥ・ザ・フューチャー』)の娘。どうりで可愛いはずである…頬のあたりに母の面影があって、稀に見る大輪の花を思わせるのだが、素晴らしいコメディエンヌぶりで、破壊力満点だ。

もう1人の重要な女性新キャラ、ロザリオ・ドーソン(『シン・シティ』)演じる“ネバダ”は大人の女性。こちらもかっこよく、インパクト大。そしてリトルロック(アビゲイル・ブレスリン)が恋する男性キャラも現れる。

前作を愛しているファンの中には「新参者受け入れがたし!」と警戒する人もいるだろうが、そこを軽く飛び越えてくる愛すべきキャラクターばかりなので、ぜひ安心と期待をもって観に行って欲しい。

ゾンビの迫力にド派手なアクション、愛と情熱も健在

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生身の人間同士のすれ違いや、愛情、友情が丁寧に描かれているのが、前作と本作の魅力だが、もちろん今回も「ゾンビもの」としての要素も充実している。コメデイとはいえ、アクションやゾンビ描写に一切手を抜いていない。特にゾンビ相手のガンアクションは、4人のキャラクターの10年分の成長を表しているかのようにキレがよく心地いい。

ゾンビに襲われハラハラドキドキする危険な局面も、存分に十分に、何度も登場し“ゾンビそのもののファン”の欲望もしっかり満たしてくれる(そうだ、ゾンビ社会はやっぱり危険なのだ!)。

ファミリーがホワイトハウスに住み着いたり、『ウォーキング・デッド』のコミック本を読んでみたり、エルビス・プレスリー記念館が登場したりと、すでに存在するモノや人物への敬意も払われていて、丁寧なところもいい。何事にも抜かりない。

笑って、ハラハラドキドキして、ちょっとじわっと熱くなって、そして最後にちゃんと何かが残る。"ゾンビランド”はこの続編も、ウエルメイドな作品として、多くのファンの心に記憶に、深く刻まれることだろう。

作品ニュース

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オススメしたい『ゾンビランド:ダブルタップ』

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  • 変わらぬファミリーとパワーアップしたゾンビ社会
  • 迫力のアクション&ゾンビ描写
  • 魅力溢れる新キャラクターたち
  • 他のゾンビ作品、実存する人や物への敬意

シリーズものは「続編が前作を超えることは難しい」と言われがちだが、本作は例外中の例外。幾人かの重要な新キャラクターは、強烈な個性と魅力を放ち、脚本はより面白く、ゾンビはより恐ろしくなっている。

10年分成長した俳優たちが、アイデアや愛を惜しまず注ぎ込み、大ヒット作品『ゾンビランド』の世界を再び蘇らせた。

『ゾンビランド:ダブルタップ』作品情報

【あらすじ】
2009年、地球は爆発的なウィルス感染により人類はゾンビと化し、数少ない生き残りの1人で あるアメリカ・テキサス州の生存者、コロンバス(ジェシー・アイゼンバーグ)は「生き残るための32のルール」を作り、タラハシー(ウディ・ハレルソン)、ウィチタ(エマ・ストーン)、リトルロック(アビゲイル・ ブレスリン)ら仲間と共に、お互いを支え合ったり、裏切ってみたり、恋したり、親の気持ちになったりしながら、明るくゾンビ社会を生き抜いた(ここまで前作あらすじ)。

あれから10年。地球はさらにゾンビ化が進み、個々のソンビも進化を遂げていた。4人はパワーアップさせた「73のルール」で、生き残りをかける。ダブルタップ…それはゾンビを二度撃ちして、止めを刺すルール。

そんな中、リトルロックとウィチタが4人の煮詰まった関係に根をあげる。これをきっかけに、コロンバスとタラハシーは新たなサバイバーと出会い、やがてこのゾンビランドに予想もつかない展開が訪れる…!

監督:ルーベン・フライシャー(『ヴェノム』『L.A.ギャングストーリー』)
出演:ウディ・ハレルソン、ジェシー・アイゼンバーグ、エマ・ストーン、アビゲイル・ブレスリン(『リトル・ミス・サンシャイン』)、ゾーイ・ドゥイッチ、ルーク・ウィルソン、トーマス・ミドルディッチ、ロザリオ・ドーソン ほか

脚本:レット・リース&ポール・ワーニック(『デッドプール』)、デイヴ・カラハム
原題:Zombieland: Double Tap
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
<2019年/アメリカ/99分/R15+>
2019年11月22日(金)全国公開
 

<公式サイト> 

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