今も昔も、多くのハリウッドスターがスキャンダルにまみれていくなか、数少ない“クリーンなイメージの女優”であるオードリー・ヘプバーン。かつてその素顔は謎のベールに包まれていたが、映画界を離れユニセフ親善大使となってからは、ナチス占領下のオランダで過ごした過酷な少女時代なども明かしている。貴重なアーカイブ映像や近しい人物へのインタビューで綴ったオードリー・ヘプバーン初のドキュメンタリー映画。
2022年5月6日(金)TOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国公開
愛に生きたオードリーの貴重なアーカイブ映像が満載!
時代のアイコンになるまでの経歴、そして結婚生活、慈善活動に身を捧げた晩年の日々まで、オードリー・ヘプバーンの半生を丁寧に綴った濃厚なドキュメンタリー。妖精と称されたスターの本当の姿が映し出される。心踊る貴重な写真やアーカイブ映像も多数収録。
ジバンシィのドレスを着こなし、貴族の血を引く優雅な振る舞い。クラシックバレエで養った美しいスタイルに、表現力。唯一無二の美貌と個性を持つ、まさに銀幕のスターというべき人物オードリー・ヘプバーン。
しかしその素顔はコンプレックスや壮絶な過去を抱え、うまくいかない出来事にぶつかっては努力を重ねていたという。そして、自分が受けた悲しみや不幸を、愛に変えていくことによって彼女の人生は輝いていった。本作では「愛への昇華を叶えられたことこそ、彼女人生における最大の成功」と語られている。
あらゆる角度から語られる「本当のオードリー」
銀幕のスターとして活躍した時代にはプライベートを語らなかったオードリー。その後、映画界を離れユニセフ親善大使となってからは「世界の恵まれない子どもたちのために」と積極的に取材を受けるようになり、映画界での出来事から日常生活まで、自らの人生を語るようになったという。
なかでもナチス占領下のオランダで過ごした少女時代の経験は、ナチスの恐怖、飢えに耐える日々、家族との断絶など、その壮絶な内容に驚かされるだろう。
また、身内から業界人まで多くのインタビューが、彼女の人間性が浮かび上がらせる。素顔を知る友人や家族、スター時代を知る華やかな映画界、ファッション界の関係者、そして晩年を知る戦場ジャーナリスト。多くの証言が、彼女の人生をあらゆる角度からくまなく照らしてくれる。
バレエダンサーによる美しいイメージパフォーマンスも
本作ではドキュメンタリー映像のほか、英国ロイヤル・バレエ団やアメリカン・バレエ・シアターで活躍してきたバレエダンサーたちによるイメージ映像を追加。少女時代(キーラ・ムーア)、女優時代(フランチェスカ・ヘイワード)、晩年(アレッサンドラ・フェリ)と時代毎に3人のダンサーを起用、少女時代、バレエとともにあったオードリーの半生を、より印象的なものにしている。
作品ニュース
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オススメしたい『オードリー・ヘプバーン』
- オードリー・ヘプバーン初のドキュメンタリー
- 心ときめく華やかな映画スター時代の秘話
- 苦労の多いオードリーの私生活も明らかに
- 貴重なアーカイブ映像、多くのインタビューを収録
『オードリー・ヘプバーン』作品情報
【ドキュメンタリー概要】
『ローマの休日』(1953年)で、若干24歳にしてアカデミー賞を受賞し、世界で最も偉大なミューズの一人となったオードリー・ヘプバーン。彼女は本当はどういった人物だったのだろうか?
戦争によって過酷な環境で育ったオードリーは、過去のトラウマと一生涯向き合わねばならなかった。この経験は彼女のバレエダンサーになるという夢を奪い、私生活にも影を落とすこととなった。しかし彼女は晩年、ユニセフ国際親善大使として自身の名声を子供達のために尽くすことで、ようやく心穏やかに過ごす方法を見出し……。
監督:ヘレナ・コーン
出演:オードリー・ヘプバーン、ショーン・ヘプバーン・ファーラー(オードリーの長男)、エマ・キャスリーン・ヘプバーン・ファーラー(オードリーの孫)、クレア・ワイト・ケラー(ジバンシィの元アーティスティックディレクター)、ピーター・ボクダノヴィッチ(アカデミー監督賞ノミネート)、リチャード・ドレイファス: アカデミー賞受賞俳優 (『アメリカン・グラフィティ』、『ジョーズ』)他 ほか
振付:ウェイン・マクレガー
バレエダンサー:アレッサンドラ・フェリ、フランチェスカ・ヘイワード、キーラ・ムーア
原題:Audrey
配給:STAR CHANNEL MOVIES
<100分/2020年/イギリス/5.1ch/ビスタ>
字幕翻訳:佐藤恵子
2022年5月6日(金)TOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国公開
©2020 Salon Audrey Limited. ALL RIGHTS RESERVED.
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